「ストレス」をもう少し科学的に分析しましょう。「ストレス」とはもともと物理学の言葉で、「外からの圧力」を意味します。つまり、「ストレス」は外力によってゆがめられたゴムボールみたいなものといえます。
 「ストレス」と聞くと、どうしても悪いイメージがついてまわります。過労死の原因とか、胃潰瘍、頭痛なんかの犯人にされたりしていますね。しかしながら、「ストレス」=「外からの圧力」だということは、決して悪いものばかりを意味するわけではないんですよね。例えば、「好きな人ができる」「旅行に行く」「コンサートに行く」「食事に行く」など、楽しいことも「ストレス」です。つまり、「ストレス」には「良いストレス:ユーストレス」と「悪いストレス:ディストレス」の2つがあることになります。

 さて、ストレスが何かわかったところで、もう少しストレスを深く考えてみましょう。物事には、必ず「原因」と「結果」があります。ストレスにも、もちろん存在するわけで、ストレスの原因を「ストレッサー」、その結果を「ストレス反応」と呼びます。今まで、私たちが「ストレス」だといっていたことの多くは多分ストレッサーではなかったかと思いますがいかがでしょうか。
 「ストレス反応」は身体・心・行動の3方面に現われます。例えば、嫌な仕事を引き受けざるを得なくなったときのことを考えてみましょう。頭が痛くなったり、何となくモヤモヤしてすっきりせず、怒りっぽくなった(タバコの本数が増えた)なんて経験はありませんか?これがストレス反応です。ストレッサーが発生するといつも身体・心・行動の3方面に同じように反応が出るわけではありませんが、典型的な例としてあげてみました。
 しかしながら、世の中楽しいことがある反面、嫌なこともたくさんあるわけで、いつもいつもストレッサーに打ちのめされているわけにもいきません。そこで、ストレス反応を少しでも小さくしようというのが「ストレスマネジメント」というわけです。

 究極論として、ストレスなんてない方がいいんじゃないの?なんて声が聞こえてきそうですが、ストレス…つまり刺激のない毎日ってどうですか?生きていく張り合いあります?
 楽しいことや嫌なことがいっぱいあるから人生って楽しいんじゃありませんか?
 「ストレス」も重要な人生の一要素だと思います。

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